Grand Valley II time attack



発進は8,500rpm近辺でミート。

NSXはトラクションが抜群にかかりやすいため、ほとんどホイルスピンを

起こさずまるで4WDのような発進が可能。

シフトアップは9,000rpmを目安に行っていく。



1コーナーにアプローチするところでは5速全開の状態。

ここで、アクセルを抜き一瞬ブレーキの後、4速に落としハンドル切る。

荷重が前に移っているため、リアがすっと出て一瞬でクルマは出口を向く。

軽くカウンターをあて、スロットルを徐々に開けて荷重を後ろに移し、

クルマが滑りすぎないようコントロールする。



2コーナーは全開加速でインベタ。慎重にハンドルを操作し、滑らせないよう気を

つける。ここでは5速まで伸びる。



次は最初の難関であるきついシケイン。

フルブレーキングから2速まで落とす。

クルマの特性から必ずアプローチでリアが出るので、カウンターを当てるタイミング

スロットルのコントロールを間違えないようにしないと、一発でスピンする。

滑らせすぎた場合は1速を使って、ごまかす。



シケインの後は緩やかな左カーブだがほとんど直線といっしょ。

スロットル全開で加速。左に大きくカーブするトンネルの入り口までに、

4速170km/hぐらいの状態になる。



ミドルイン、ぐらいの感覚でアプローチ。トンネルの中は4速ホールド。

クルマが外にはらみ始めたら、スロットルを少し戻してリアを出し、ノーズを

内側に向けてやることにより、徐々にクルマをインに寄せていく。

スロットルは戻しすぎるとドリフトが始まって大きく減速してしまうので、

微妙にコントロールする。通過速度の目標は190〜200km/h。



適当なところでクリップにつけたら、出口に向け徐々にアクセル全開。

橋の上で5速へシフトアップ。次のトンネル入り口のタイトな左カーブ

アプローチまで5速ホールド。6速に入らなくもないが入れないほうが

次のコーナーのアプローチが楽。



トンネル入り口のカーブではフルブレーキングの後、3速へ。130km/h。

ここも滑らせすぎないよう、カウンターのタイミング大きさ、スロットルの

開度に気をつける。ラインはインベタ。



トンネル出口のきつい右カーブは2速に落としてブレーキングドリフト。

クルマがコーナー出口を向くところでうまくスライドが止まるようにカウンターと

スロットルをコントロールするのが理想。



軽い左カーブは全開加速。2速から3速、4速へ。

次のトンネル出口もきついヘアピン。

ここもブレーキングドリフト。2速。

滑りすぎたら1速を使う。



立ち上がって、すぐに左コーナーから始まるS字。

3速でクリアしていくが、全開のままでは回り切れないので、ステアにあわせ

リズム良くスロットルをコントロールしていく。



一つ目の左カーブはドリフトで一気に向きを変えて、2つめの右コーナーの

アプローチを楽にする。右コーナーはグリップ走行で速度を乗せていく。

右コーナーを抜けるぐらいで4速へ。



短い直線の後、このコースでもっともきついヘアピン。

フルブレーキングで2速へ。ここもブレーキングドリフトを使って一気に

車の向きを変え、外側の縁石を目いっぱい使って立ちあがる。



次のコーナーからの高速S字は、4速から5速へ上げながら抜けていく。

クリップを奥に取り脱出速度重視。基本的に常に全開。

ハンドルをちょっときつく切っただけで、タイヤがグリップを失うので、

慎重に操作する。最後の右コーナーを抜けたら6速へ。



直線の後、フルブレーキング。280km/hからの減速になるため、ブレーキング

開始ポイントをしっかり決めておかないと。ヘアピンでダートの餌食になる。

目安は、緩い上り坂の頂点。



一気に2速まで落とし、ここもブレーキングドリフトを使って一気に

向きを変える。クリップを過ぎたあたりからアクセルを開け始め、出口では

全開になるように。



あとは回転数にあわせシフトアップ。ホームストレッチ直前の緩い右カーブは

全く影響なし。全開のままインベタでクリア。

スタートラインまでには6速に入るはず。