第14夜
最近、仲間とパーティーを組んであちこちのダンジョンにでかけるようになりました。
大抵がいつもの狩場よりも数段モンスターのレベルが高くて自分ひとりではとっても
対処できないような場所です。
パーティーを組むのは当然、前衛になってくれる戦闘職の人が必ず一人以上。
あとは、仲間内のプリーストがもう一人入ったり入らなかったり。
一番ちっちゃいパーティーであれば戦闘職さん一人とわたしだけだったりもします。
でもそんなちいさなパーティーでも、みんなが協力して闘うと力は1+1=2
ではなくって、3にも4にもなります。
パーティーを組んだ場合、わたしは半分、時によっては100%支援に回ります。
ですから、瞬間的な経験値の効率では、わたしがお荷物になって効率が下がる
わけなんですが、ヒールだけの支援でもバックアップがついて戦闘を継続できる
時間が延びることでトータルで獲得できる経験値ではパーティーで力をあわせる
ほうがぐ〜んと大きくなるんですね。
それから多数のモンスターに囲まれてこれはまずいって思うような場合でも、
パーティーならば結構乗り切れてしまったりするんですよ。
ヒールはもちろん支援の魔法を駆使して、時にはモンスターを何匹か自分の
方にひきつけたりなんかもして力をあわせて闘うわけです。
危機を乗り切れたときには、パーティーって本当にすごいなって思えますし、
なんともいえない達成感があります。そして何より誰かと協力して同じ目的の
ために動くってこと自体も楽しい。その中で自分が少しでも役に立てたって
ことがとっても嬉しいものです。
まだ誰ともパーティーを組んだことがない人は是非一度パーティーに参加
してもらいたいなと思います。
きっと本当の狩りの楽しさがわかりますよ。
でも本当のところ、わたしにとっては経験値をたくさんもらえることよりも、
ギリギリの戦闘のスリルよりも、自分ひとりではとてもいけないような難度の
高いダンジョン、今まで見たことのないところに連れて行ってもらえるって
ことのほうが嬉しかったりしますけどね。