ストリートファイターEXシリーズ(ARIKA)



ゲームの世界に「対戦格闘」という言葉を定着させたゲーム、ストリートファイター

の一派生形態。何とあのプレー感をそのままに(らしい)ポリゴン化してしまった

もの。



あたり判定はきちんと3Dで判定されているし、リュウやケンが波動拳を

撃てば気の固まりが半透明のポリゴンで表現されて、ポリゴンの固まりが

飛んでいく。ヒットマークだってもちろん半透明ポリゴン。



最初のアーケード版がPlayStation上位基板上で作成されて発売されたために、

アーケードでの発売後、しっかりPlayStationにもおまけ要素付きで移植されてきた。



それまでの、ポリゴンの3D格闘ものとはちょっと違って、じっくり遊ぶといった

感覚がぴったり来るような作り。ひたすら攻め重視でなく、待ち、駆け引きの

ウェイトが大きいゲームというのか。



とりあえず、詳しい人たちに言わせると、最近のストリートファイターシリーズ

(スト3、ストZERO)などより遊んだ感覚は、ずっとオリジナルのスト2に

近いんだそうだ。



基本的にストリートファイターシリーズはどれを触ってもまともに遊べなかった

のだが、なぜかこれだけはウマが合うというのか、CPU戦を遊んでも、

強い人たちとの対人戦を挑んでもそれなりに形になるという不思議な一品。



ダッシュなし、空中ガードなし、攻めの際の飛び込みの占めるウェイトが

すごく重いところとか、確かに今っぽくないシステム。



必殺技のコマンドが特に簡単になっているわけでもないし、なぜぼくが

これでまともに遊べるのかいまだに理解に苦しむところ。

個人的にはポリゴンでキャラを表現しており、キャラのモデリングを犠牲にして

まで60fpsを実現しているため、それぞれのキャラの動きが見やすいんだと思う。



2Dの格闘ゲームだと中割の数はそれほど多くはない。

少なくともフルアニメはしない。んだから、動きがカクカクするんだよね。

その辺の違いじゃないかと思う。



しかし、それ以上に重要なのはキャラへの思い入れみたいなものかもしれない。

使用しているのはほくとというキャラなんだけど、なんか今まで遊んだゲームの

中にはいなかったタイプのキャラで、すごく気に入ってしまったのだ。



だいっ嫌いな飛び道具をすいすいくぐれちゃう技があるってのも恐らく

気に入った理由の一つだと思う。飛び道具は昔々、SFCのスト2で

めちゃめちゃいやな印象を植え付けられたような気がするんだわ。



ま、何にしろ、PS版ではそこそこたくさん遊んで、すごく上手い人たちに

一緒に遊んでもらったりもした。全然勝てはしないんだけど、やっぱり

人と遊ぶのが一番楽しいってのを発見させてもらった。



また、今年に入ってこの続編EX2ってのが稼動するようになって、レースゲーム

以外ではすごく久しぶりにゲーム機にお金を投入した。基板の設定次第

ではあるんだけど、ぼくでも6,7ラウンドは勝ち抜けちゃうのも嬉しい

ところかもしれないなぁ。



普通、2,3人で負けちゃうもの。基本的にゲームはヘボだから。



EX2もEX同様、結構な人気になっているようなので、またPlayStationに

移植されることを期待してる。使用している基板の能力がEXのころより

かなり上がっているようだから、見てくれに関しては完全移植は無理かな。



それでも、あのプレー感がそのまま下りてくるならそれで十分。

またみんなで集まって大会なんかやってみたいな。


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