闘神伝シリーズ(TAKARA)



PlayStation用の3Dポリゴン対戦格闘ゲーム。

ぼくにとってはPlayStation初期の名作というところかな。



第一作は、それまで絶対に縁のないものと思い込んでいた、対戦格闘ゲームを

ぼくでも楽しむことが出来るんだということを教えてくれたゲームだと思う。



このゲームが出るまではぼくは対戦格闘というジャンルのゲームは、

スーパーファミコンのストリートファイター2しか遊んだことがなく、

それすらまともに遊べない状態で、自分には絶対に出来ないゲームなのだと

思っていた。



このゲームにしても同じ。買う前はまともに遊ぶことは期待していなかったかも

しれない。ただ、PlayStationでどれだけのことが出来るのかを見てみたかった

だけなのかも。



ただ、それぞれ、キャラクターにはすごく注目はしていたんだけど。

全くリアル志向とは反対にあるようなキャラや、イフェクトなどなど。

それから、PSが発売されて間もないにもかかわらず、このソフトはPSの

半透明のカラーパレットの機能を利用していたりするのだよね。

気がついたときはすっごーく驚いたっけ。



買ってきて遊んでみると、思っていたよりもはるかに遊びやすい。

思ったとおりにキャラが動いてくれるし、必殺技のコマンド入力がPSのあの

パッドでも非常いい確率で入ってくれる。対戦格闘に関してほとんど素人同然の

ぼくでも気持ち良く勝ててしまうのだ。



このゲームは3Dの対戦格闘としては初めて3Dの空間をほとんど自由に動き

まわることが可能になったゲームなのだが、軸ずらしの動作中は無敵、

それに加えて増えた自由度にCPUのロジックがついてこられず、CPUキャラが

弱めだったことがぼくには幸いしたようだ。

買って来たその日にすいすい勝ててしまったために非常に印象が良かったんだよね。



もひとつ結構ぼくには重要な要素だったんだけど、すごく各キャラの動作が

見切りやすかった。けっこう無駄そうな予備動作があったりして、技のでかかりが

見やすくて、簡単に敵の攻撃をガードできた。



さらに、ポリゴンゲームだと、確実に秒あたり30コマはモーションの中割が

存在するんだよね。だから相手のキャラがどう動くのがすごく良く見えたんじゃ

ないかと思う。



実は多分もうひとつ要素があるかな。キャラへの思い入れみたいなもの。

これが結構大きなファクターなのかも。それまで、たかがゲームのキャラに

思い入れるなんてこれっぽっちもありえなかったからね。

ゲーム自体への執着も薄かったんだよ、きっと。



とりあえず、これはかなりやり込みました。

CPUのレベルを上げてこっちは必殺技なしって条件でかなりいい勝負が出来る

ところまでいったから。



それと、このシリーズの第二作では対戦格闘の上手い人と対戦してみて、

だいたい勝率が3割ぐらいまで行って、ぼくがいままでやったなかでは

多分最高の勝率を記録しているし。



ちなみに、第三作目は駄作ですね。いろいろな要素を取り入れようとした努力は

みとめるけど、全体として対戦格闘ゲームとして成り立っていません。



そういえば、第一作は元日の発売。

田舎で、元日から営業しているおもちゃ屋の開店前から並んで、

うちの田舎のたぶん、一番乗りで買ったんじゃないかと思う。わはは。



まさかこれ以降、これほどいろんな対戦格闘ゲームを遊んでみることに

なるとは思いませんでしたねぇ。そういう意味では視点を広げてくれた

このソフトには感謝しなくちゃいけないのかも。


[to top of this page |to game index |to Home Page]