エースコンバット3 (namco)

namco製の「3Dフライト・シューティング」。
近未来の世界で戦闘機を操り、戦闘を繰り返していくことによって、
プレーヤーは歴史が動く瞬間を目にすることになる..。

といった趣のシューティング。だが、なんというか、メーカーがそう名乗ってるから
そう呼ぶしかないというゲーム。
他にはジャンル分けが非常に難しいのだ。

機体の操作はいわゆるフライトシミュレータそのもので、実際の戦闘機と
同じ操作により、同じ機動を行うことが出来る。
だが、リアリティは全くといっていいほど追求されていない。

ミサイルがじゃかじゃか撃てたり、機体の動きに関してほとんど空力特性が
考慮されていなかったり。
とにかくリアリティよりも、遊んで楽しいことがメインの作りとなっている。

同シリーズのpart2まではストイックなほどに、ゲームのみを追及し、
ストーリーなどは本当の副次的なものでしかなかったのだが、今回は
ストーリー重視。ミッション間にガンガンムービーが流れ、プレーヤーを
「エレクトロスフィア」へと誘う。

ストーリーは非常に重い。
最後の最後まで暗く重たいストーリーである。

プレーヤーは傭兵のような立場で、ヘッドハンティングされたりもする。
そうすると、当然、ついこの間まで仲間だった人間と空で戦わなければ
ならなかったり、組織内の陰謀や、裏切りにも巻き込まれたりもするのだ。

戦闘パートの操作性の良さ。爽快感は相変わらず。非常に出来が良い。
とにかくまさに自分の翼を手に出来た、大げさに言えばそういう感覚を
手に入れることが出来る。

真の3Dの自由度というのはこんなにも気持ちのいいものなんだってことを、
再認識させてくれる。

画面のクオリティは2よりもまた一段上がってるような感じ。
テクスチャの密度がさらに上がったように思う。
夜間ミッションや悪天候でかい限り、空間失調を起こすことはまずありえない。
リアルではないけれど非常に綺麗でなによりカッコイイ。

ミッションクリア後のリプレイの時間もぐーんと延びて、カメラアングルも
非常にかっこよく、自分のフライトを見てナルシーな雰囲気に浸るのもOK。(笑)

操作的にはおそらくデュアルショックで遊ぶのが一番あっているようにも
思うが、気分を出したいならば是非、アナログジョイスティックで遊んでもらいたい
ところである。操舵もこちらのほうが恐らく楽である。

以下は、エンディングを見た後の気分で勢いに任せ書いちゃった文章。
主人公の視点でのリプレイもどきといったところ。
ネタばれはあり。よろしければそちらもどうぞ。

  • Erichへの手紙
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