IXY 1、3の謎が解けた(かも?)

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原点回帰の真四角デザインの新IXY、発表されて以来ずーと気になってたことがありました。それはセンサーと撮影される画像の解像度のこと。

スペックシートを見るとイメージセンサーには1680万画素の裏面照射CMOSが使われてるとあるんですが、記録される画像の画素数は1010万画素。ずっと首をひねってて、常にリサイズして記録してるのかしら? とまで思ってたんですが、実際はもっと単純でした。

イメージセンサーの全部の面積を使い切ってないのです。どうやら。

像を結べる範囲がイメージセンサーのサイズよりも小さなレンズを採用していて、なんと総画素数の40%近い外側の部分を事実上「捨てて」いるのです。


ものすごい暴挙とも思えるやり方ですが、ある意味画期的な方法でもあるのかもしれません。

画質的に確かに損はしてるんですが、1000万画素あれば普通の使い方だったらA3にまでプリントしても、全く問題のないプリントになります。自分で写真印刷するような人の多くがA4までのプリンターしか持っていないでしょうから、画素数って意味でのスペックはこのやり方でも十分なんですよね。

そしてこのやり方って、IXYってのはこういうカメラだ、ってメーカーの主張がはっきり示された形でもある気がします。

イメージサークルの小さなレンズにするってことは、その分レンズ自体も小さいわけで、IXYは絶対的な画質よりも、あのサイズを実現できることに意味があるカメラなのだと、図らずもメーカーが主張してるのだと思いました。

基本フルオートでしか撮れないカメラで、絵作りはほぼカメラ任せ。
でもいつでも持って歩けるあのサイズは魅力ですねぇ。
あと商品紹介で見る限りIXY 1のブラックがすごくいい感じに見えて物欲刺激されそうです。(^^;;

フルタッチ操作は使いにくそうなんですけど、色だけで1のほうを選びたくなっちゃうと言う。もしかしたら実物を見ると、3の方の鮮烈な青や赤もピピっとくるのかもしれませんけどね。