キュレーションメディアどたばたのおはなし

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少しだけわたしの感想に近い記事が出てきた。

Yahooに載ってるけど元はITmediaの記事(だけどなぜかITmedia側の掲載がまだ?)。
「画期的な発明をした『WELQ』の落とし穴」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00000028-zdn_mkt-bus_all

確かに画期的。

「キュレーションメディア」や「まとめサイト」を名乗ってしまえば、ウソやデタラメが混じり込んでも、運営は一切責任を取る必要はない。

キュレーションなら、記事を投稿したどこかの誰かが悪い、まとめなら、引用した元のサイトが間違いを書いたのが悪い、それでOK。

ある意味、確かにメディアの理想型かもしれませんね。
「好き放題」やれる。

ただまあ、ITmediaってキュレーションメディアやまとめサイトをどこか嫌ってる節があるので、その分、記事の方向性にバイアスがかかってる可能性はある。その部分は割り引いて考えないと駄目ですが。

わたしが感じる今回のDeNAの各種メディア騒動の一番の問題点は、実際にはDeNAが「責任編集」しつつキュレーションメディアを装っていた点ではないのかな、と思っています。

DeNA自らが記事の方向性等々、大きく記事作成や記事の管理に介入していながら、記事の内容に対する責任を取らないためにキュレーションサイトだと「偽る」ことで逃げを打っている、そこなんじゃないのかなぁ、と。

これってDeNA運営のメディアだけの問題で済むのかしら?という疑念も当然出てきますね。

もちろんキュレーションメディアやまとめサイトの中にも、きちんとした記事はたくさんあるでしょうけど、でも完全なるデマもかなりの割合混じってる。

だから、「ノイズレスサーチ」みたいな仕組みが求められてるんでしょう。

上の記事の中で書かれてる、匿名性と無責任なデマ情報発信の関連性もちょっと面白いなぁ、と思いました。そういうのも今回のドタバタの根っこにあるんじゃないの?は新しい、面白い視点だなと。

わたしもWeb系のライターの端っこにいる存在としては、決して他人事ではないお話なので、きちんと考えていかないといけない内容です。

ちなみに、まとめやキュレーションの記事は「たまたま」一度も作成したことがありません。深い理由があったわけではなく、単にそっちのほうが効率が悪いから、ですが。(笑)

まとめ記事作るより、オリジナル記事書いた方が数倍生産性が良いので、わたしの場合は。