インプレスなどでコラム書いてる山田祥平さん、面白い記事を書いてくれるんだけどあちこちちょっとズレてる。
でも多分、価値観とか行動基準とかが普通とズレているから斬新な発想が生まれるのかも。
海外のイベントの取材に出かけて現地で記事をまとめるために、預ける手荷物に24インチ液晶ディスプレイを入れちゃったりする。で、一度はそれが割られちゃって、それを編集部に突っ込まれてた人。(^^;;
まあ、壊れるのは当たり前です罠。
壊れ物扱いで預けてないんだもん。(^^;;;
今日掲載されてた記事もなかなか面白かったです。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1170989.html
これ読んでてわたし自身改めて理解し直したのは、コンデジとスマホカメラの違いについて。
この人はコンデジの方にもっとド派手なエフェクトかける機能も入れるべきだと考えているようですが、そりゃー違うだろう、と思いました。
カメラは写真を撮る道具であって、「写真を元にしたイラストを作る」道具ではないって所です。
スマホのカメラアプリの一部がやるような極端なエフェクトは、それかけちゃったらもう写真とは言いにくいんじゃないの、というレベルのものもたくさん。
だからそこまで行くと写真ではなく、スマホのカメラアプリがイメージセンサーで見た情報を使ってソフトウェアで「イラストを描いている」と考える方が近いような気がするんですよね。
このライターさん面白いんだけど、時々勘違いをそのまましれっと文章に紛れ込ませちゃうのが困りものですけどね。
上記の記事だと、一眼レフやミラーレスカメラがスマホカメラと一線を画する画質を実現しているのは光学系の力、と言うことになってますが、こりゃほぼ間違い。
画質を違いを実現するのはセンサーサイズの違いです。
直前で大きなレンズと「大きなセンサー」と自らおっしゃってるのに、なぜに光学系の力に化けるのか。
それに今のスマホカメラのレンズって何気に高性能ですからねぇ。
あとはちょっと前の記事で18W出力のモバイルバッテリーやACアダプタは全部USB PD対応だと考えている雰囲気だったんですが、実際には今世に出ている機材で18W出力のものは大体はQC2.0とかQC3.0の規格に則ったもので、USB PDに対応している製品はごくわずかです。
メジャーどころの影響あるメディアで執筆しているのですから、そのあたりはしっかり裏付けを取って欲しいとは思います。
しかしこの人、小型センサーのコンデジが数年前から進化してない、とメーカーを批判するような書き方をしていますが、画質を考えるならなぜその間にコンデジの新たな主役に躍り出た1型センサー搭載機を選ばなかったんでしょうね??
そこもかなーり不思議な気はします。
読み直したら批判的な内容だらけになりましたが、でも読んで面白いテキストは作るのでこの人の記事は結構しっかり読んでます。
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